ドイツの集合住宅では、メインの住居に加えて地下にケラーと呼ばれる各戸に与えられた倉庫スペースがあることが多いです。
古い建物(Altbau)などは昔の防空壕が使われていて、お化け屋敷のように暗くて汚くて怖かったりネズミの被害が出たりするところもあるようですが、うちはそこまで古い建物でもないのでケラーは比較的綺麗です。
かなり涼しく、というか寒くて夏でもひんやり。
ただ、義父もそうだったのですが、ビールなどを地下ケラーに置いていて「冷えてるよ」って出されることがあって、そりゃ生ぬるくはないけれど冷たくもない、私はビールを地下ケラーで冷やされたと言って出されるのは相当喉が渇いているとき以外は苦手です、あの温度。お水とかその他の飲み物だったらいいんですけどね。
うちのケラー。結構大きいです。日本の一人暮らしのワンルームの部屋より余裕で大きい。前の家で使っていた大型のクローゼット(今の家に入らなかった)も設置されてます。(かなり昔の写真ですが)
前のオーナーさんが棚を色々置いて行ってくれて、当時はありがたいって思ったのですが、結局あまりにもいろんな大きさ過ぎて使いにくかった・・・。空っぽにして行ってもらえたらよかったと今は思いますが、後の祭り。
この棚すべて、前のオーナーさんから。
いくら整理しても義理実家からやってきた荷物もまだなくならないし、家のリノベ資材とかで一向に片付かない。
L字になっているのですが片方はこんな感じ。右側の段ボールの山は全てジオラマ。青いビニールに入っているのは冬タイヤ。
この地下ケラー、一軒家に住んでいる方はガレージをこういうケラー的に使っている家庭も多く、どこの家もまあすんごい荷物が入っているのです。ケラーとかガレージが超綺麗なお宅ってあんまり見ることが無い。
でもこういう場所があるから、家の中をスッキリ保っていられるんだと思います。
世界一綺麗好きなドイツ人
ドイツ人はシンプルライフ
とか、そんな言われ方をしているのをよく聞きますが、それもこれもケラーがあってこそじゃない?って思うんですけどね。
掃除好き
というイメージと
スッキリ暮らす
という印象がごっちゃになっている気がします。掃除は好きなのかもしれない、綺麗にしている家もたっくさんあります。でもスッキリしているのは見える所だけ、というお宅が多いのではなかろうか・・・。
この本読みました。掃除の知恵が書かれているので役立ちます!
![]() |
ドイツ流掃除の賢人 世界一きれい好きな国に学ぶ (知恵の森文庫) [ 沖幸子 ]
|
そしてもう一つ「洗濯室」、これも集合住宅だとよくあります。 各家庭の洗濯機が置かれた部屋。ここで干す人もいますが私たちは干しません。
家の中に洗濯機を置くスペースがそもそもない家も多く、我が家も同様に置く場所がありません。乾燥機はコンセントがあれば設置できるので家の中に置いています。
洗濯の度に地下に降りて、終わったら取りに行く、でも終了ブザーが聞こえないので無駄足を踏んだこと数知れず。しかも玄関の扉がオートロックのドイツですので、その度に鍵を持ち出して・・・と面倒。水を含んだ洗濯物は重たいし、本当に大変。 そしてもちろんお隣さん達と会います。なので変な恰好では行けません。
クッソ面倒な洗濯です。
✰⋆。:゚・*☽:゚Instaglam✰⋆。:゚・*☽:゚✰